変わり種教育研修

時代が移り変わるにつれて、社員教育の方法も多様化してきました。
どのような方法をとれば社員のスキルアップになるのか、また何を行えば精神面で強くなるのか・・・様々に考えた結果、企業それぞれで独特な教育研修が考え出されるようになったのです。

教育研修というと、一同席に着いてノート等を広げ、フロア前方のホワイトボードに向かい上司の話を聞く・・・という形が当然のように思われるでしょう。
最近の教育研修はもっと行動的になっています。
話を聞くだけでなく、実践も含まれているのです。
しかし、実践どころか以下のような内容さえ含んだ教育研修を行う企業もあります。

例1:手紙を送る
教育研修を受けている人の誰かに手紙を書きます。
内容は相手の印象などで、受け取った人にとっては第三者からの視点のお陰で自分の魅力などに気付けるという仕組みになっています。
自分の長所や短所に気付くための教育研修というなら特に珍しくはありませんが、第三者でないと判らないことは多々ありますし、文章にしたためることで直接は伝えづらいことも伝えられるという上手い方法といえますね。

例2:フォークダンス
教育研修の場でフォークダンス。
まるで遊んでいるようにも見えるでしょうが、他のどのダンスでもなくフォークダンスだというのがミソです。
フォークダンスは多くの人と代わる代わる対面しますし、また笑顔で接することになるので、社員一人一人が印象強く残り強調性も高まるという利点があります。

例3:眠らない
眠らない、というより寝てはいけない教育研修です。
生物としての欲求に耐えることが精神力を鍛えることになり、人間力のアップが期待されます。
このような過酷な状況に耐える教育研修というのも珍しくなくなってきています。

教育研修の第一歩

教育研修のポイントは、相手を理解し信頼関係を築くことです。
特に、個別研修ともなるとそのポイントはさらに重要さを増します。

教育研修で多い勘違いは、相手を理解しようとするのではなく、自分が言うことを理解させようとする考えです。
確かに、教育とは書いて字のごとく「教え育てる」ことですので、最終的には仕事内容・方法を理解してもらえなくては意味がありません。
しかし、それよりも前のステップとして、社員自身が教育を受けようとする姿勢を固めなくてはならないのです。
自分のことを理解してくれている教育担当者だからこそ教わりたい!と相手に思われること、それが信頼関係です。

外面での姿勢なら、誰だって意欲があるように見せかけられます。
社員にとってもこれからの自分を左右することですから、教育は熱心に受けようとはするでしょう。
しかし、心の奥ではそうとは限りません。
いえ、嘘をついているとかごまかしているというわけではないのです。
人の心とは脆いもので、ひとたび疑問が生じれば後々長きに渡ってそれを引きずることとなってしまいます。
しかし、そんなところに信頼関係が築かれていれば、解決の見通しもすぐに立てられるでしょう。
何より、互いにとって心強くもなります。

そのため、教育研修は信頼関係、そして相手を理解することから始まると言っても過言ではないのです。
最初から理解することは難しいでしょう。
ですが、大切なのは努力です。
あなたは社員を理解するよう努力できているでしょうか?